先生と私。

｢え、、？なんで…？｣
私の第一声がこれ 笑

そこに居たのは敦だった。

｢卒業おめでと。｣
｢あ、うん。ありがとう…？｣
｢随分待たせたけど…迎えに来た。｣
そう言って敦は私の手を取り、
｢その、まだ、お前が俺のこと…す、好きなら…｣
と、言いながらポケットからもう片方の手を出して
｢俺と、結婚してくれますか？｣
その手に乗っていたのはシルバーに、ダイヤのついたリング…
私は固まってしまった。
｢やっぱ、ダメ？あれから5年も経ってるし…｣
数10秒たって我に返った私は
｢っ！…｣
敦に抱きついて泣いていた。
｢も、ちろん、っ！｣
そう言い敦の手を握り返した。
｢ほ、本当に？｣
｢う、ん！大好きっ！｣
涙で濡れた顔を精一杯緩ませて笑う。
｢良かった…！俺、絶対振られると思った！｣
そう言いながら笑い合う私たち。