私の翼 ~奪われた居場所~
このまま、2人で何処かへ行ってしまおうか。
誰も知らない世界へ行こうか。
そんなこと聞いたら、きっとみんなは馬鹿だって言うだろうね。
でも、他の人が聞いてどれだけ馬鹿だって言おうと、それは私の願いだから。
きっと生きることのできる道の一つだから。
気がついたら自分の部屋にいた。
昨日の、あれからの記憶がない。
なんで、私はここにいるのだろう。
誰かが連れてきてくれた?
そんなわけない。
そうだとしてもそれはきっと迷。
…というか。迷であってほしい。
これは、何だろ。お母さんとお父さんは帰ってる事知ってるのかな?
あー、それとも興味ないから気づいてないとか?
「はぁ…。」
めんどくさ。
体がズキズキする。
痛い…。助けて、、ほしいな…。