【実話】答えはひとつ
退場し校庭でみんなで写真を撮る

「ショウこのあとカラオケ行こー!!」

「プリクラも撮りにいこーぜー!」

そんな友達の言葉に返事ができないくらい

ショウはまだ泣いていた

喧嘩や悪さもいっぱいした教師にも迷惑かけた

けどこんな俺でもちゃんと見送ってくれた…

「ありがとうございました…」

なんてつぶやきながら涙をぬぐっていると美雪が近づいてきた

すると恥ずかしそうに絵ハガキを渡して去っていった

その絵ハガキには

「ショウ今まで好きでいてくれありがと、君はひとりじゃない」

と書いてあった

???

「これはどーゆー意味なんだよチクショー!!」

意味を理解できぬまま友達とカラオケボックスに行くとそこには美雪も偶然いた

僕は勇気をふりしぼりカラオケボックスの通路に美雪を呼び出した

「卒業しても別の高校になっても俺、お前のことずっと好きだから…俺の彼女になってくれん?」

「ごめん…」


こうしてショウの美雪への告白は完敗で終わり

ちなみにこの告白は片思い5年で7回目の告白になった


こうして僕の中学校生活は幕を閉じた

卒業アルバムに映るみんな坊主の体育祭の写真

今でも彼らとは繋がっている


こんなようきなっことを言ってるが

今までの話は誰もが経験しているような話

前説のようなものだ

僕はこのあと

壮絶な高校生活を送るなんて思ってもいなかった

その高校生活の体験のせいで僕の人生、価値観は変わり

今に繋がる




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