恋愛上手になるためのルール
中華レストランは、行列が出来ていたので、サインアップ シートに名前を書いた。


ディランが冗談で、ミスター 朕と書いた。


くだらないなあと思ったけど、あばたもえくぼなのか、笑ってしまった。



まあ、ミスター 朕って顔じゃないよな。



暫く待ってから、ミスター 朕、と呼ばれたので、席に着いた。



「ねえ、みや。食べながらでいいから、聞いてくれる?」



ちょっと真剣な眼差し。




「もちろん、どうしたの?」



「ボクね、一週間前くらいから、仕事探し始めた」




「本当、よかった、落ち込んでたから、心配してたんだ」



「どうしてか、分かる?」



「ううん、分からない」
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