恋愛上手になるためのルール

そんな、ちゃら男軍団の一人、マイキーと別れ、また二人になって、ディランの家に戻る私たち。



ディランは、不思議そうに私の顔を見た。


「なーんで、ボク、みやと会う時間ちゃんとつくるんだろう?」



「何よ、週二日が気に入らないの?」



「そんなこともないんだけどさ、ボク、いつも、すっごい忙しい訳、全然時間足りないのに、なぜか、みやと会う時間は、作っちゃうんだよなぁ」



「そりゃあ、私のことが、気に入ってるんでしょうよ」



ディランは楽しそうに私を見つめる。



「彼女でもないのにな、好きって訳でもないと思うのに」



ちょっと、息が止まったわたし。え、そんなこと言っちゃうんだ。




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