恋愛上手になるためのルール
「いい!」



「ほら、私たち、おんなじこと、欲してるよ」




ディランは、それでも、疑い深く、私を覗き込む。可愛い顔が、近づく。



「ボクは、ただ、みやが悲しい思いとか、して欲しくないんだ」



「私は悲しくなんてないよ、ちっとも悲しくないよ」



それから、私たちは、抱き合って、キスした。



ディランの舌が、私の舌に絡む。



「みやは、キス好きじゃないよね」



唇を離してから、ディランは呟いた。



私はキスが好きじゃない訳じゃない。相手によるだけ。



ディランは、唇を、私の首筋に移動した。


反応が良くなる私。



「可愛い」



更に、過激になっていく、ディラン。本当は私もいい加減、したいんだけど、押し返す。







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