恋愛上手になるためのルール
部屋で、いつものように、ギターを弾くディラン。



ベッドに横になって、ディランを眺める私。



でも、いつもとちょっと違うの。



張り詰めたテンション。



期待と、恐れが入り交ざる。



それから、可愛くて、食べちゃいたくなるような、ディランの眼差し。青い目が、時折、私を盗み見る。



ディランの舌足らずの歌声が心地いい。


ちょっと複雑なコード進行を、何度かやり直すディラン。



ようやく成功してから、ギターを置いた。



私に覆いかぶさって、唇を奪う。















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