恋愛上手になるためのルール
「あ、ごめんなさい、お名前は?」


流れるような、艶やかな髪を風でなびかせながら、キャメロンは耳まで真っ赤にして、私を呼び止めた。



「みやです」


最高の角度からの笑顔をで決めた私。


あー、こ、これは、告白フラグか??どきどき、わくわく。私の胸は最高潮に高鳴る。



「急に呼び止めて、ごめんね。ボク、前から、みやに話しかけたいって思ってて、今丁度、一人で歩いてたし、もしかして、話す時間あるのかなって、思って。迷惑だったらごめんね、でもどうしても話したかったからさ」



やだ、そんなに緊張しないで、っと心でつぶやく私。



「全然、大丈夫よ、私も前から、話してみたかったの」



イケメンには、嘘も方便で愛想がいい私。


ああ、早くデートに誘わんかい!





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