恋愛上手になるためのルール
それから、キャメロンと私は、何度か一緒に出かけた。


サーフィンが趣味のキャメロンと、海に行ったり、ドライブしたり、それなりに楽しかった。


イケメンのキャメロンは、見た目の可愛らしさとは違って、それなりに自信家だった。たとえ間違っていても、聞けば、知ったように答える。


あとででたらめ?だったと知って、不思議になった。



知らないって言えばいいのに。



そのくせ、本当に自信のある分野に関しては、謙遜したりした。




「キャメロンって歌上手いよねー、オープンマイク(コーヒーショップ等で主催する喉自慢のようなイベント)したらいいのに」



「いやー、このくらい、たいしたことないよー」


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