恋愛上手になるためのルール
鼻の下伸ばして、いやらしい顔で、自慢げに否定したキャメロン。



私は、この人の外見は好きだけど、性格は大したことないな。


3度目のデートで、キャメロンを彼氏候補としては見切った。


でもまあ、暇つぶしで取っておくか。



そう思い直して、それからもたまに会った。



ディランは、キャメロンの話に異常に興味を持った。



「みや、キャメロンと寝たら駄目だぞ、同じ建物で働いてるんだから、絶対言いふらされる。下手したら、すぐやれる女だって、言いふらされるんだから」




「え、そうなの!?」



「男の考えることなんて、そんなもんだ。そんな評判が立ったら、二度とまともな目ではみてもらえなくなるんだから、気をつけてね、みや」
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