恋愛上手になるためのルール
目を閉じて、それに答える私。


最後までする気はないけど、少し気持ちよくしてもらおうかな、と期待した。



キスが段々深くなってきて、お互いの息使いが変わっていく。



すると、キャメロンは、突然、私に向き直った。


どうしたの?そう言いかけた私に、キャメロンは言いにくそうに、口を開いた。



「みやさん、僕、みやさんと一緒に過ごす時間、凄く楽しいよ」



「私もよ」


微笑んで見せた。



「でも」




「でも?」
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