恋愛上手になるためのルール
カーテンの隙間から射す朝日がまぶしくて、目を覚ました。


隣には、すやすや長いまつげで眠るディラン。


なんて無防備に眠るんだろう、この子。思わず、見つめてしまった。



ディランは、起きる様子もなくて、可愛い寝息を立てている。



私は起き上がって、シャツと長いスカートに着替えた。


そのまま、シャワーに行った。



朝のシャワーですっきりして、部屋に戻ると、ディランはようやく目を覚ましたところだった。



「おはよう、ディラン」




「おはよう、みや」



満面の笑みのあと、ちょっとばつが悪そうなディラン。


あんまり嬉しくないのかな、私と朝を迎えたの。
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