恋愛上手になるためのルール
一通り、愛し合ったあと、私たちは、朝食を食べに行った。



行列の出来る朝食屋の前で、私たちは他のたくさんの人と同じように、並んだ。



自然に、恋人繋ぎになった手が、心地よい。



「ここのアップルパンケーキがお勧めなんだ」



「おなかぺっこぺこだよー、私」




ディランの可愛らしい笑顔につられて、私も笑顔になった。



並ぶのが苦手の私なのに、全然苦痛じゃないや、なんでだろう。

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