恋愛上手になるためのルール
「じゃあさ、これから、ガレージセールいこうよ、さっき、案内札みたし」



いたずらっぽく、笑うディラン。



自然に恋人繋ぎになった二人の手。暖かい。



車の助手席のドアを、仰業しくあけてくれた。



「デートのときは、助手席のドア開けるの、ボク」



王子様のようなきらきらした笑顔が、朝の日差しにまぶしかった。


あぁ、たった2歳だけど、年下って可愛いなぁ。ペットを見るような目で、ディランを見つめてから、車の助手席に、腰掛けた。






< 73 / 132 >

この作品をシェア

pagetop