恋愛上手になるためのルール
最低だな、ディラン。




電話をかけてきた女の子は、いい子かもしれないし、えらいビッチかもしれないけど、私は知らないけど、でも。




最低だな。私がその子だったら、結構悲しいな。




そんな私の心を読んだのか、ディランが私の顔を撫でた。



「ねえ、みや、ボク今日だけで、3人の女の子、切っちゃった」




「なんで?」



「なんでって、みやと週末過ごしたからでしょ」



「じゃあ、私たち、カレカノってこと?」



「え、あ、うーん。まだ、ハードルあるなぁ。まあじゃあ、付き合ってるけど、IN RELATIONSHIPだけど、彼女ではない」



「はぁ、往生際、悪。じゃあ私が他の人とデートしてもいいんだね。今日の例の人にデート誘われちゃったよ」
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