恋愛上手になるためのルール
「ああ、もうなんなんだろ」


ディランが叫ぶ。



「みやに指一本でも触れると、無茶苦茶、やりたくなる。ほら」



ディランの手が私の太ももを触る。



「あー、なんか、きゅうんってした」



「ほんと?」



手を離したディラン。



「ほら、今は平気でしょ」



「うん」




「で、みやに触ると」



私の手を握る彼。



「ほら、ボク、ドキドキしちゃうんだよね」



「ふふふ、私のこと、好きなのかしら?」




「さあ」



ディランはポーカーフェイスで、私から、目をそらした。







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