AM5:00〜8年越しの約束〜
【では、読ませて頂きますね。
『お父さんへ
お父さん、昨日はごめんなさい。
お父さんが私を心配して言ってくれたのは分かってたよ。
でも、やっぱり私は県外の専門に行きたいです。
ずっと夢見ていたスタイリストの夢は確かにこの県でも叶えられる学校はあるけど、私はやっぱり県外のあの専門学校で学びたい。
たくさんお金は掛かるし、心配事だってたくさんあるかもしれない。
それでもお願いします。
私はあの専門学校へ行って頑張りたいです。
きっとお父さんのことだから、この手紙を聞くまで私から逃げてるでしょ?
今日の夜、また話し合いしよう?
頑張ってお父さんの大好物の肉じゃが作るからさ。
それじゃあ、まずは今日もお仕事頑張ってね。
あなたの娘より』】
【……お父さん、貴方幸せ者ですよ】
【はい、レッドロードさん涙流しました〜】
【バラすなよ!】
【そこは敢えて伝えます。
それより、ちゃんと話し合いをして伝わればいいですね。
ご飯派さん、頑張って下さいね。
僕たちはご飯派さんを応援してますよ!】
【お父さん、ご飯派さんの気持ちをちゃんと聞いてあげて下さいね。
ご飯派さん!素直な気持ちを伝えて下さいね。
でもさ、お父さん今起きてんのかな?】
【………はい、次いってみよー】
【うん、そこ気にしちゃダメだよね】