BLACK@HEART
大学を卒業し,念願だった新聞
カメラマンの卵として就職が
決まり,上京することになった
篠倉朱鳥。
知人の紹介で下宿させてもらう
ことになったが,今のところ
朱鳥は下宿先どころか,自分が
降りた駅すら分からなくなって
いた。
「はぁ…もう」荷物を置き、
道端に座り込む朱鳥。大学生活
は千葉だった為,東京には遊び
に来た程度。
地図があっても,もう分から
なくなっていた。
「ねぇ!どうかした?」突然、
声をかけられ,心臓が飛び出る
ほど驚いた朱鳥。
見ず知らずの人に突然話しかけ
られるなんて,想定外である。
「えっ……?あっ!あの……
青空学園って児童施設を探し
ているんです」こうなったら、
一か八かである。こんな街で
野宿するよりははマシだと朱鳥
は言い聞かせ,話しかけてきた
男に言った。
「青空学園?
ちょっと地図とかある?」男は
言った。何だか,信頼できそうな
男で、東京もそれほど怖くない
なと朱鳥は安心した。
カメラマンの卵として就職が
決まり,上京することになった
篠倉朱鳥。
知人の紹介で下宿させてもらう
ことになったが,今のところ
朱鳥は下宿先どころか,自分が
降りた駅すら分からなくなって
いた。
「はぁ…もう」荷物を置き、
道端に座り込む朱鳥。大学生活
は千葉だった為,東京には遊び
に来た程度。
地図があっても,もう分から
なくなっていた。
「ねぇ!どうかした?」突然、
声をかけられ,心臓が飛び出る
ほど驚いた朱鳥。
見ず知らずの人に突然話しかけ
られるなんて,想定外である。
「えっ……?あっ!あの……
青空学園って児童施設を探し
ているんです」こうなったら、
一か八かである。こんな街で
野宿するよりははマシだと朱鳥
は言い聞かせ,話しかけてきた
男に言った。
「青空学園?
ちょっと地図とかある?」男は
言った。何だか,信頼できそうな
男で、東京もそれほど怖くない
なと朱鳥は安心した。