もし、8年ぶりに会った幼なじみが私のことを忘れていたら。

私、高月 梨華は、毎日片道2時間かけて通学してるんです。

だから、5時半になんて起きたらさあ大変。



「梨華!ご飯は!?」


「いらない!行ってきます!」






そう言って家を飛び出してきたはいいけど…


制服のスカートはシワシワだし
髪はボッサボサだし
リボンもなんかズレてるし。


こんな姿であいつと会うなんて…




ありえない。

なんでいつも同じ電車、同じ号車なの…
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