ドナリィンの恋
(考えてごらんなさいよ。その方が沢山のお金を家族に仕送りできるでしょ。)」
「I know what you mean . But I have a dream. And I wanna do a lot of things.....
(でも、私だってやりたいことあるし、帰ってやらなければならないこともあるし…。)
It’s easy for you to say that, How can I marry him? And it’s not just easy.
(仮にそれが正解だとしても、結婚なんてそう簡単にできないわよ。)」
「Why ?(どうして?)」
「What about his feelings? I don’t know if he has for me. And for sure he had a lot of things to do.
And also, He have to prove something to his family as well.
(彼の気持ちもあるし、お互いの家族のこともあるし・・・。)」
「It’s ok!! There is a one way to get him and be his wife.
(大丈夫。一発で解決できる簡単な方法があるのよ。)」
「What do you mean ?(どうするの?)」
「Make sure you gonna get pregnant!!!(妊娠しちゃうの。)」
 大きなおなかを抱えたドナに、ベビー用品を山のように抱えた佑麻が常夏の日差しに汗だくになりながら日傘を指しだす。ドナは二人の姿を想像して思わず吹き出した。
「Hihihihi!!! I can’t do that!!!(そんなの無理に決まってるわ。)」
「Why not? Don’t tell me you don’t know how to make a baby.
(どうしてよ。まさか赤ちゃんのつくり方知らないなんて言わせないわよ。)」
 妊娠するなんて処女のドナには全く実感がわかない。ドラマかコミックの中での話だとしか思えないのだ。

「佑麻、熱がある。今日は帰ったら。」
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