裏表彼氏
美思「ありがとう。」
那奈瀬「親友なら当たり前だから。」
親友か…。
そう思える人がいなくなったのっていつからだっけ?
那奈瀬は裏切らないって信じたいのに、まだ怖い。
あの時の恐怖を未だに忘れられないでいる。
那奈瀬「美思?」
美思「何?」
那奈瀬「なんか、思いつめてたから。」
美思「大丈夫だよ〜。」
那奈瀬「それならいいけど。」
美思「うん。それより、今日先生来るの遅いね。」
那奈瀬「確かに…会議が長引いてるんだろうね。」