柊が2人の合言葉♡
「もうすぐ我が校の伝統行事。スプリングフェスティバルが開かれる。
して、皆も知ってると思うが一番売り上げが多かったクラスは2泊3日の東京旅行がついてくるんだぞー!当然うちのクラスが貰うぞ!
ってことで、引っ張ってくれる学級委員と実行委員決めんぞー!」
うちの担任になった清水俊樹。通称【しみしゅん】が燃えている。
行事が大好きらしい。
「立候補あるかー?」
あたしはやりたくない。面倒だし。ただ雑用頼まれるだけだし。
紗羽はそーゆうの得意だよなぁ。
聞いてみよ!
「す・・・」
「はい!あたし立候補します!」
前から聞こえる聞きなれた声。
紗羽だ。
ビシッと綺麗に手を挙げている。
やっぱなるんだねー!頑張ってー!
「学級委員やりたいです!」
応援してるよー!
「おぉ!そーかそーか!木下が学級委員女子で決まりだな!意義あるやついるか?」
意義なぁーし!紗羽で良いとおもーう!
「あのー。先生!推薦ってありですか?」
「おぉ。別に構わんぞ!」
「美月さんを実行委員に推薦します!」
美月さん?誰だっけ?
「美月か・・・。いーじゃねーか!意義あるやついるか?」
「柊花かー。いーじゃん!頼むよーww」
中学の時一緒だった梓が言った。
「あ、あたし!?無理無理無理ー!!紗羽なに推薦しちゃってんのー!梓もだよー!乗らないでよー!」
椅子を倒してまで言った。
やだやだー!無理に決まってんじゃん!
あたしだよ?失敗しちゃうよー!
ななめ後ろにいる柊夜は大爆笑している。
助けてよ!爆笑してないでさ!
「し、柊花・・・。頑張れよ!・・・ブッ!!」
幼なじみとしてどーなのよ!
「分かりましたー。やりますー。」
決まったからにはやるっきゃない!
どうせそこまで大変じゃないでしょー!