柊が2人の合言葉♡
「柊くーん!ご指名だよぉー!」
「あーい。すぐ行くー。」
あ?来てたのか!
「菜摘、功輝!」
「へへーん!来てあげたよ!お兄ちゃん!」
「柊くん!来たよ!姉ちゃんは?」
「向こうにいる。ちょっと待ってな?菜津ー!柊花いるかー?」
「いるよー!ちょっと待ってー!」
あ!俺から見て右にいるこいつは俺の妹。松村 菜摘。13歳。
俺から見て左にいるこいつは美琉の弟。美月 功輝。12歳。
この2人も俺たちみたく幼なじみ。1才だけ年が離れているけど。
それでも仲良しの二人。
んで前から功輝の姉ちゃんがパタパタと走ってくる。
「あー!功輝!来てたの?なっちゃんもいらっしゃい!」
「しゃーなし来てあげたよ!姉ちゃん!」
「柊ちゃん!来たよー!」
菜摘は柊花が大好きだからギューって抱きついている。
まぁ、毎回のことだけど。
まぁ、とりあえず
「「お席へご案内します。」」
おぉー!柊花とハモった。
「お嬢さま。」
と自分の妹を呼ぶ。なんか違和感あるわー。
「お坊ちゃま。」
と柊花が功輝を呼ぶ。
まぁ?柊花は緊張なんてしていない様子で笑顔だけど。
そんなところも可愛いんだけど。
「おかえりなさいませ。ご注文がお決まりになられましたら、またお申し付けくださいませ!」
「どうだ?かっこいいだろ?」
ふっふーん!
「別にー。柊ちゃんの方が可愛い!お兄ちゃん似合わない。」
「なにをー!?家に帰ったら覚えとけよ!」
絶対泣かしてやる!!!
「本当?似合ってる?」
柊花が功輝に聞いている。
「うん。似合ってるよ!姉ちゃん」
やっぱり功輝は姉ちゃんっ子だよなぁ。
「ほら!お前もちょっとは功輝を見習え!んで褒めろ!」
「正直なことを言っただけだもーん!」
泣かしてやる。絶対泣かしてやるー!!!