涙が枯れる日 Ⅰ【完】
俺がたどり着いた時には桜花は男に襲われて服を破かれてる所だった
俺は桜花が下着姿になっているのを見て
怒りがこみ上げてきた
桜花が俺を見て不思議そうな顔をしていた
俺の顔に何かついてんのかよ
そんな事を考えていると自分が今変装をしていない事を思い出した
そう言えば桜花は俺のこの姿を見たことがなかったな
俺が男と男の仲間を倒しているのを桜花は不思議そうな目で見ていた
そりゃ今まで地味だった奴がこんなに喧嘩が強かったら驚くよな
俺が男を倒した時男は俺が何者か聞いてきた
俺は言うか迷ったけど、この姿を見たらいつかわ分かることだからいう事にした
「橘組若頭だ」
俺がそう言うと男は逃げる様に走っていってしまった