涙が枯れる日 Ⅰ【完】
2つのカップル
次の日私はいつもの時間に家を出ると…
な、なんで遥斗がいるの………?
私とうとう幻覚まで見てしまうほどなのか…………
そんな事を真剣に考えていると
「おい、何考えてんだ?幻覚でもねぇぞ」
少し不機嫌そうに遥斗が言った
「急に迎えに来てくれてどうしたの?」
「お前と学校に行きたいからだ」
な、なんてうれしーことを言ってくれるんだ!
「遥斗!ありがとう」
私が笑うと遥斗は赤くなり゛こっち向くな”って言われた