涙が枯れる日 Ⅰ【完】
天龍の幹部達は今頃悲しんでそー
そんな事を思ってると
「俺らも言うか?」
ニヤっと笑って聞いてきた遥斗………
別に言ったっていい………
でも、もし、遥斗の存在を知ってる奴がこの学校にいたら危ないよね……
「ま、言わなくてもいつかはバレるだろーな」
「そーだね」
「桜花は俺と付き合ってるってバレるの嫌か?」
何でそんな事聞いて来るのだろう……
「嫌な訳ないでしょ。でも………もし遥斗の事知ってる人がいたらって思ったら……」
そう言うと遥斗はフッっと笑って
「何のために俺が学校に来てると思ってんだよ。大丈夫だ、桜花は俺が守るから」
「そうだよね!そん時はちゃんと守ってよね!」
「たりめぇだ」
私は素直に遥斗がかっこいいと思った