涙が枯れる日 Ⅰ【完】
***桜花***
私とつかさは屋上でお昼を食べていた
「あ、あのね、つかさ…………」
「うん?どーしたの?」
「じ、実は……」
私はこの前の休みの日の出来事を全部つかさに話した………
「ごめん!私がドタキャンなんかしちゃったから……」
しょんとするつかさ
「つかさのせいじゃ無い。彪雅が間違ったせい」
「ごめんね……」
「謝らないで!それで私の事助けに来てくれた人がいたって言ったでしょ………?」
「うん!誰なの?」
「橘遥斗………遥斗が助けに来てくれたの………」
私がそう言うとつかさは凄く驚いていた
「う、嘘………。あんな地味男が?」
「つかさだけには言っとくね………遥斗実は……………すっごくイケメンなの」
私が言うとそれまた凄い反応で
「えぇーーーーーーーーーー!!!!!!」
耳がキーンってなるぐらい煩い……
「私もその時に分かったんだけどね」