涙が枯れる日 Ⅰ【完】
「つかさ!私は大丈夫だから嫌でも姫になっておいで」
精一杯の笑顔で言った
つかさはとても悲しそうに
「そんな………だったら私由紀と「そんなこと言わないで?」
わざとつかさの言葉に被せて言った
「つかさが由紀君と別れる必要なんかない」
「そんなこと!」
「つかさ……私が嫌なの」
「え?」
「私のせーで別れてつかさが悲しんでいるの見たくないの………」
「桜花のせーなんかじゃない!」
つかさは優しい………
「つかさが私と友達だからこんな事に巻き込んじゃったの………だからお願い。別れたりしないで?」
「桜花…………」