涙が枯れる日 Ⅰ【完】
その日から俺は桜花のクラスC組によく行くようになった。
次第に桜花とは仲良くなっていった
「なぁ、輝希。もし俺が姫を作りたいって言ったらどうする?」
俺はこの頃から桜花を天龍の姫にしようと考えていた…
「雷輝が作りたいって言ったら誰も反対しねぇよ」
「そっか、ありがとな」
「相手は桜花ちゃんだろ?」
「な、何で分かった?」
「毎日桜花ちゃんに話掛けてりゃ誰だって分かるだろ…」
俺そんなに分かりやすかったか?
もう少し気をつけないとな
「そっか…桜花でいいか?」
「俺は賛成。桜花ちゃんいい子だと思うよ」
「なら、今から桜花に言ってくる」
俺は昼休み桜花のクラスまで桜花を迎えに来た
「桜花…話がある」
「うん?何?」
「だから屋上に今からいく」
「うん?分かった」