涙が枯れる日 Ⅰ【完】
そして家に帰って私はお父さんに電話を掛けた………
プルルル プルルル
「もしもし」
「お父さん?」
「桜花か!どうした?」
「あのね………この前の話なんだけど………。私、お父さんと暮らそうと思うの。」
「…………………ほ、ほんとか?」
「うん!やっぱり1人は寂しいし………」
「そうか!桜花と暮らせるなんて夢みたいだな」
「それでさ……どこに住むの?」
「今のお父さんの住んでいる家でもいいかな?」
「お父さんどこに住んでるの?」
「桜花に初めて会ったショッピングセンターらへんだよ」
なんだ………
遥斗と離れなくて良かった
「そうなんだ!じゃお父さんの住んでるところだね!」
「分かった、桜花の部屋は作っておくね」
「ありがとう!」
「じゃまた、色々と決まったら連絡してね」
「うんっ!じゃーね!」