涙が枯れる日 Ⅰ【完】
「いえ。知りません」
「そうか…。白河組は世界No.2の組なんだがうちと違うくて、正統派じゃねぇーんだ」
そんなに上なのに正統派じゃねぇーのか…
「でもどうして白河組の事を?」
俺の言葉に親父は眉間に皺を寄せた…
次の言葉は衝撃だった……
「白河組がお前を狙ってる。理由は良く分からねぇが白河組の一人娘――――“白河理子“が言い出したらしい…
お前知ってるか……?」
あいつもヤカラだったか
めんどくせぇな…。