涙が枯れる日 Ⅰ【完】
その後つかさと喋ってからお昼休みに教室に戻った…………
ガラガラ
「あ〜〜桜花ちゃ〜ん」
教室に入ってすぐに理子ちゃんが私の傍にやってきた
「なに?」
つかさも凄く嫌そうな顔をしている
「桜花ちゃんこわ〜ぃ」
「うるさいんだけど?」
「理子桜花ちゃんにお話あるんだぁ〜」
「なに?」
「ここでは出来ないから屋上でちょっと話したいなぁ〜」
私は正直理子ちゃんと話したくない
「分かった。じゃ行こっか」
でも昨日の事を言いたかったから理子ちゃんと話す事にした
「ちょっ、桜花?いいの?」
つかさが少し焦って聞いてきた
「大丈夫。昨日の事聞きたいだけだから」
私がそう言うとつかさは心配そうに
「分かった、何かあったらいいなよ?」
と優しく言ってくれた