RMV~ルームメイトはヴァンパイア
気づいたら時計は7:30になっていた。
「やばい。急がないと間に合わない!」
私は下着以外はアイツが用意してくれたものを身に付けた。
手早く、メイクとヘアセットをして私も学校に行くことにした。
1階に降りると、もう夜風千陽は先に出て行ったようだった。
昨日は緊張していて気付かなかったが…
ここは28階で最上階の1つ下の階だった。
でも外装を見る限り、50階は軽くありそう。
きっと、どこの部屋もメゾネットタイプなのだろう。
マンションをでた後、私はその凄すぎる高級マンションを見直し、生唾を飲んだ。
あっ!急がなきゃ間に合わない!!
早く行かなきゃ。
私は少し急ぎ足で学校に向かう。
新しい制服は、シャキッとしていて…自然と背筋も伸びて気持ちそのものが明るくなった気がした…。
夜風千陽の家から学校は思っていたよりも近く…。
いつもより早いくらいに学校に到着した。
教室に着いて、授業の準備をしていると…
「ちーあーきーー!!!!!」
目をキラキラさせた、瑞希がこちらに走ってきた。