RMV~ルームメイトはヴァンパイア
瑞希は、地域検索というものをかけてここから近い場所があるか検索した。
いくら流行ってるとはいえ、そこら中でやってるとは思えない。
学校に通える距離の場所でなければ意味がない。
「そんな都合よく近場にあるはず……」
「あった!あったよ!」
瑞希が開いたパソコンの画面に目をうつす。
・4LDK
・住人1人空きあり(女性限定)
・家賃なし…ただし食事の提供が必須。
・ルールは特にないが、お互いのプライベートには鑑賞しない。私物は共有しない。
・気になる方はこちらまで…
Y.chiharu
〇〇〇〇@×××××
「いーじゃんいーじゃん!
女性限定ってことはきっと女の人だけだろーし!
連絡してみれば?」
「家賃無しで、食事の提供って…どうゆうこと?
怪しくない?」
「そう?
ご飯作ってってことじゃないの?
ルームシェアって、ご飯担当とか掃除担当とかあるみたいだし!
千愛、料理上手だし善は急げだよ!
人見つかっちゃう前に連絡しちゃおー!!」
「ちょっ!!!」
私の意見はまるで無視で、勝手にちはるさんと言う、スレ主さんに連絡してしまった。