臆病な私でも恋はできるのか。
あなたは誰?
暗くなったかと思えば今度は辺り一面が明るく輝いて見える。
目を擦り起き上がると、目の前に小さな妖精のようなものが飛んでいた。
「何…これ…」
「む!何これじゃないの!私はラブフェアリーちゃんなの!」
「ラブ…フェアリー……恋の妖精?」
「そうなの!あなた少し可笑しな事になってると思わない?」
「え…」
そういえば、声が出しにくい。
「もう!まだ気づかないの?ほら!」
そう言って謎の生物ラブフェアリーが自分より大きな鏡を重そうに私の前に運ぶ。
「えっ…?」
見るとそこには柊くんが居た。