臆病な私でも恋はできるのか。




「おはようございます…」


「おはよう!ちゃんと眠れた?少し体が痛いんじゃない?」



どうしてそんなこと…?

確かに腰は少し痛いような…って、あ!



「もしかして!運んで下さったんですか?」


「ああ、うん。帰ってきたらここに仲良く寝てたよ」



そう言って机を指差して笑う雪柳さん。

二人とも眠っちゃってたのか…



「すみません…ありがとうございました」


「いいえー!あ、そうだ。彰人起こしてきて貰っていいかな?部屋は分かるよね?」


「はい」



柊くんを起こして、それからネクタイを結んで貰おう。
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