臆病な私でも恋はできるのか。




頼んでいたものが届き、そわそわとし始めるりお。

どうしたのだろうと思うと、急にカラカラと音を立てながら回していたストローを止めこちらを見つめてきた。




「あのさ!結局のところ、その…彰人のこと、どう思ってるの?」


「え?ど、どうって…」




いきなりの質問に、戸惑う私。

りおは、彰人くんのこと…好きなのかな…




「良い人だなー…とは思う…かな…えっと、りお…は?」




き、聞いちゃった…

目の前にあるストロベリースムージーに目を移す。




「私?んー…腐れ縁みたいなもんかなー?」



腐れ縁…?



「そうなの?!」



ぱっと顔を上げると、不思議そうな顔をしたりおがこちらを向いていた。

あ、でも腐れ縁だからと言って好意がないとは…



「あれ?もしかして勘違いされちゃってる?」
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