臆病な私でも恋はできるのか。




おかしな話をしているってことも分かっている。

でも、知っていて欲しかったんだ。




「恋をしないと…元に戻れないの?!」


「不思議なことに…そう…みたい」




夢だったのか、曖昧で今でもあの時のことはあまりしっかりと思い出せないのだけど、恋をしないといけないということだけははっきりと覚えていた。




「それじゃあ協力してあげる!」


「え…?」


「恋をしないと戻れないのでしょう?だったら、早く恋が出来るように私が協力するよ!」


「いいの…?」


「もちろん!」




昔から仲の良い子が協力してくれるのだ。

これは心強い。
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