臆病な私でも恋はできるのか。
その場でいちご牛乳を飲んでいると、なんだか廊下に人が増え始めたのでいつもの癖で足早に逃げてしまった。
飲みかけのいちご牛乳を手に廊下の角を曲がろうとした時だった…
どんっと音をさせて私と角から出てきた誰かとがぶつかった。
「すっ……すみません…!」
「…冷たい」
「えっ」
冷たい…?ぱっとその人の方を見ると、その人の胸元が濡れている。
私の手にはいちご牛乳…
「いっ…今拭きます…!」
ぶつかった拍子にいちご牛乳ぶちまけてた!