臆病な私でも恋はできるのか。

コンビニ





「…多分彰人は気づいてないよね」


「えっ?あ、あの…どこに…」


「コンビニ行こう」



コンビニ…?もう遅い時間だ。

それに私は財布を持ってきていない。



「あ、あの!私何も」


「奢るから!よし、行こう」



とんっと背中を押され門を通る。

奢るからって…良いのかな?


でも、私の中で初めての夜にコンビニに行くという行為がどこかドキドキで…

楽しみという気持ちが勝ってしまいお言葉に甘えて付いていくことにした。
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