臆病な私でも恋はできるのか。




「そんな子には、僕が注意するんだけど…で、その子たちに彰人のどこが良いのって聞けばいつも外見褒める子ばっかりでさ…」



そうなんだ…と私はただ聞くばかり。

でも、たちって複数ってこと…だよね。

大変なのだろうな…



「まぁ、本当に顔が整ってるから自業自得なんだけどさ〜?」



と私の顔を突いてくる。

そっ…そっか、今私はそんなイケメンの顔をしているんだった。



「何が言いたいかって言うとね?彰人と入れ替わったのが野茨さんで良かったってこと」



そう言って微笑みを向けてくれる。

私で…良かった?
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