臆病な私でも恋はできるのか。

ショッピング

夜のお出かけから帰った後、静かに戻ると冷蔵庫の前で水を飲んでいる鷺草さんが居た。

今はきっとイライラしてるだろうから話しかけずに部屋に戻りなと雪柳さんに言われ部屋に戻った。


朝、慣れない場所に居るからか早く目覚めたので、勝手に開けて申し訳ないと思いつつクローゼットから適当に服を選びリビングに向かうとスーツ姿の鷺草さんが居た。



「あ…おはようござ…」



じゃなかった！



「ん？あぁ、おはよ」



不自然じゃないかとヒヤヒヤしたのだけど、何とかなったみたい？



「あー…頭痛え…」


「二日酔い…？」


「だなー…」


「あ、じゃあコーヒーが良いらしい…すよ…？」



あ、危ない…やっぱり知り合って間もない人にタメ口きいちゃうのは…ちょっと…



「そうなの？へー彰人の癖に物知りだね〜とか言ってるとまた怒られそう」



え？こ、これって怒ったほうが良いの？

と、あたふたしているところにひょっこり雪柳さんが現れた。