臆病な私でも恋はできるのか。




「なかなか起きないね〜」


「そういえば…そうですね」


「起こしてきて貰って良い?」


「あ、はい!」



えっと…柊くんの眠っている部屋は…

悪いと思いつつ他の部屋を開いて見て回ると、ようやく柊くんを見つけることができた。

少し殺風景な部屋の中眠る柊くん。


…私ってこんな顔して眠るんだ…

眠っている顔なんて自分では見れないから、なんだか知らない人がそこに居るみたい。

不思議な気分…
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