銀髪と呪眼と赤い外套~夢の競演特別編~
くそ…。
何も知らないくせに…!
思わず苛立ち。
「ふざけんな!」
俺は叫んでいた。
「修内太…!」
『貴方は黙っていなさい』と。
メグの瞳がそう訴えていたが我慢できない。
「メグは魔術の戒めで、人間には傷ひとつ付ける事が出来ないんだ!じゃなかったら幾らお前が相手でもメグが力負けなんてするもんか!」
「何…?」
俺の言葉に、乙女の足が止まる。
「…それは本当か?四門メグ」
「……」
腰に手を当て、つまんない事喋っちゃったわね、と言いだけに。
「こっちの事情よ。そんなのあんたの知った事じゃないわ」
メグは吐き捨てるように言った。
「そうはいかない。それではお前は全力で私と戦う事ができぬという事ではないか」
先程までメグに向けていた切っ先を下げる乙女。
「そんなお前が、何故ガーラから呪眼を奪った?人間を傷つけられぬのならば、呪眼を何の為に使う?」
「…さっきから気になってたんだけど」
メグは怪訝な表情で乙女を見た。
「呪眼を奪ったってどういう事よ…呪眼は元々私の…デッドゲイトの家系に伝わる魔術品よ?」
何も知らないくせに…!
思わず苛立ち。
「ふざけんな!」
俺は叫んでいた。
「修内太…!」
『貴方は黙っていなさい』と。
メグの瞳がそう訴えていたが我慢できない。
「メグは魔術の戒めで、人間には傷ひとつ付ける事が出来ないんだ!じゃなかったら幾らお前が相手でもメグが力負けなんてするもんか!」
「何…?」
俺の言葉に、乙女の足が止まる。
「…それは本当か?四門メグ」
「……」
腰に手を当て、つまんない事喋っちゃったわね、と言いだけに。
「こっちの事情よ。そんなのあんたの知った事じゃないわ」
メグは吐き捨てるように言った。
「そうはいかない。それではお前は全力で私と戦う事ができぬという事ではないか」
先程までメグに向けていた切っ先を下げる乙女。
「そんなお前が、何故ガーラから呪眼を奪った?人間を傷つけられぬのならば、呪眼を何の為に使う?」
「…さっきから気になってたんだけど」
メグは怪訝な表情で乙女を見た。
「呪眼を奪ったってどういう事よ…呪眼は元々私の…デッドゲイトの家系に伝わる魔術品よ?」