銀髪と呪眼と赤い外套~夢の競演特別編~
やがて、静かに夜が明けていく。

「さて…ところで修内太」

メグが俺の顔を見る。

…その表情はいつになく不安げだ。

何か問題でも発生したのだろうか。

それを尋ねると。

「これ…どうする?」

眼下には、ゴーレムの拳で穴だらけになった校庭、メグの召喚した石の巨人、そして乙女との戦いで破壊された校舎の無惨な姿が残されていた。

「……」

俺は頭を抱える。













「とりあえず…一週間ほど行方くらましとく?」












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