鏡と瞳




「我が儘、私も言っていい?」

「何?」

「夏、また海連れてって。」


「それって…」

「うん、これからもお願いします。」




これからは少しだけ、
自分に自信が持てるかもしれない。

海晴が私のこと好きでいてくれたら。


海晴の目に映る私と鏡に映る私が
少しずつ同じになっていくといいな。





end.


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