鏡と瞳




「なんか緊張すんね。」

「うん。」

「いくよ?」

「うん。」

「やっぱり、」



真っ赤な顔が離れそうになった時。


ちゅっ


私からキス。

びっくりして真ん丸の目をした海晴。
凄く至近距離で目が合った。


「夢、男前だね。」

「ファーストキスだ。」


海晴の目に幸せそうな私の笑顔が映った。



end.


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