鏡と瞳




次の日。


中村さんと目が合うと、話しかけられた。

「昨日、海晴と手繋いで帰ったんだって?
良かったね!!私も大和も二人のこと
すっごく応援してるんだあ。
相談でもなんでものるからね!」


フワフワとした印象の中村さんは
何を言うにも嫌味がない。
お世辞でも本心のような響きがある、というか。


「あっありがとう。」

「また話したいな、夢ちゃん。」



急に名前で呼ばれてドキっとした。



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