償いのprincess〜2度目の仲間〜《下》
「軍師かぁ…。かっこいいよね、あれ!
私もなんか役立つことしなくちゃね!」
皆やる気になってくれてるんだし、私も総長としてできることしないとね!
夢香ががははっと笑って立ち上がった。
「美帆は舞を教えてくれるんだろー?
じゃ、おあいこじゃん!」
「ははっそうだね!ビシバシいくよ!スパルタで…!」
そう、みんなでがんばるんだ…!
「はぁ~さっぱりしたぁ〜…ん?みんな………髪の毛きれー!!」
温泉入ってるときはタオル巻いてて見えなかったけど、色とりどりだった髪の毛は黒に統一されていた。
しかもみんな髪質がきれい!つやつや!
これでみんなで舞ったら…。
うん、きれい。
楽しみ……。
「あ、沙奈。舞できた…?」
私が遠慮がちに聞くと沙奈が胸をはった。
「できたよー♪」
「助かる!一緒に教えていこうね!」
よかったぁ…。
まぁ、みんなも練習重ねればできるようになるよ!
「もうこんな時間だし…寝たい人は寝てー!起きていたい人はお菓子食べよー!」
夢香は待ってましたと言わんばかりにお菓子の元へ走っていった。
それに続いて楽しそうに歩いていくみんな。
あれ、寝る人いないの?!
ま、いっか。