償いのprincess〜2度目の仲間〜《下》
私は試しに立ち上がろうとしたけど、力が入らなくてまた座りこんでしまった。
「星闇は色んな戦い方ができるんだな。俺はもう勝てねぇ。」
俊介は苦笑いをして言った。
「星闇…じゃないよ?
舞蝶。それがさっきの私。」
俊介は意味がわからないといった顔で私を見た。
「あの技を完成させるために、練習をかねて治安を守るパトロールしてたんだ…そしたら、舞蝶って通り名つけられて…
って言ってもまだ知名度は低いけどね。
舞をするように、優雅に戦う。
そんなこと誰も信じないから伝説になったんだよ。」
俊介はポカーンとしている。
それもそうだよね。